安倍晋三射殺事件

仕事中に友達からLINEが届いて読んでみると「安倍が撃たれた」という。なにをバカなと思いながらYahooニュースを開いてみると「安倍晋三が銃撃を受けた」という記事が溢れかえっていた。血の気がサァッと引いた。俺はそのときトラックに乗っていた。ふだん自分から人に世間話を振ったりすることはほとんどないんだけど、そのときはとっさにドライバーに「安倍さんが撃たれたって…」「ええ?」と会話した。軽い混乱状態にあったのだと思う。
俺は熱心な安倍アンチであったので、彼が総理大臣を務めていたときにはよく文句をネットに書いたものだし、つい最近でも「勝手に消費税10%にしやがって」などと恨み言を考えたりしたものだし、なんだったら彼をぶん殴ることさえ構わないことだと思っていたけど、しかし、それにしても、銃殺とは。やっぱり、それは行き過ぎている。俺に民主主義のなんたるやを説くつもりはない、だからぶん殴るという暴力だって結構なことだと思う。だが銃殺、これはだめだ。俺はこの犯人を認める気にはなれない。しかし、批難しようという気にもならない。わからなくもない、と思った。言葉にもならないような鬱屈とした気持ち、あるいは激しい破壊衝動が安倍という元権力者に向かったんだろうな、と思う。
とにかく、ショックだった。生きていてほしいと願った。銃を使用したテロ事件がこの国で起きるとは。模倣犯が出てくるかもしれないし、もう何があってもおかしくない。あしたは野球だけど、ちょっと野球しようなんていう気持ちにはならないな。

精神統一

ネット麻雀で負けた…。しかも、相手が徹底的にカンチャン待ちの筋引っ掛けを誘う打ち方で、スタンプべたべた貼り付けて煽ってくるタイプのやっかいなユーザーだったので、はらわた煮えくり返る思いだ。ネット麻雀はこれだからよくない。俺は昔はよく負けた腹いせにパソコンを殴ったりしていたものだから、当時のデスクトップはベコベコにへこんでいた。ネット対戦って精神衛生上よくないんですよ、リアルの麻雀は負けてもキレないんですけど。ネットは人の目がないからあっさりキレちゃうんでしょうね。

日雇いの仕事が少ない。怠惰な俺にとっては仕事がない方が助かるようでそうでもない。最近は違うなと思うようになってきた。なにせあしたが休みだとついつい夜更かしする、そして生活リズムが狂い、いつのまにか昼夜逆転している。張りのある生活を送るために夜寝て朝起きることは欠かせないのだ。あとお金もらえないしね。お金ないので。なんでないんだろう…なんだかわからないけど毎月6、7万は浪費するんだよ。家計簿とかつけたほうがいいのかしら。それにくわえて5月は車の税金払ったので本当にカツカツ、なんだよ自動車税35000円って、殺す気か?オレは年金免除されてる程度には金がねーんだぞ。だいいちね、都会の人間と地方の人間で自動車にかける税金に差をつけるべきだろ、地方じゃなにせ車がなきゃどうにもならないんだから。
話が逸れた。とにかくね、日雇いがないのだからね、なんとかこの日雇い暮らしをやめなきゃいけないんだ。どうしてくれよう。いまさら会社勤めとか出来ないし、そりゃ選ばなければ入社できるところもあるかもしれないがね、選ぶに決まってるだろ、興味ないつまんないことをずっと続けて正気を保てるほどオレは強靭な精神力を持っていない。そう、まわりはとやかく言うがね、弱い者、メンヘラなやつほどよく選ばなきゃだめだ。ああ、どーでもいいや、とか、まわりの言うことが正しいかもしれないとかで、投げやりになって選ぶのをやめたら地獄を見る。選ぶのは大変だ、なかなか見つからなくて骨が折れる。でも弱いやつほどめんどくさいこと、大変なことから逃げたら後から痛い目を見るんだからね、そこは逃げちゃいけない。精神科医和田秀樹なんかは子供のころ親から「あんたは普通に会社勤めなんかできない」といわれてそれから医者になるべく必死に勉強したというからね。
しかし俺はえらいもんでもう29にもなる。この歳で、おまけに資格もスキルもない。えらそな口を叩いておいてめんどくさいことから逃げ続けた結果がこのざまだ。これじゃ選べる会社なんてない。…結局、サラリーを収入源として生きていくのはどだい無理がある、現実逃避ですらある。俺に残された道は創作だけだ。創作。それはとんでもなくめんどくさいこと。しかしここから逃げたらいよいよ俺には道がない。四面楚歌(?)。よし、これからは創作のめんどくささに立ち向かっていくぞ。

偏見

美容室へ行って「モテる髪にしてくれ」って注文してきた。美容師に「韓国風にしとけばモテますよ」って言われて身も蓋もないなと思った。しかし、日本の女の理想は、韓国風なようで実はそうじゃないと思う。ほんとうの理想はスーツのビシッとキマるスーパーイケメン欧米人とか、涼しい目をキラキラさせたオラオラ俺さま系のいわば刀剣乱舞あたりにでも登場しそうなアニメキャラが理想だ。でも、人はそういう「非現実的な理想」を掲げたりはしない、現実的に可能な範囲で理想を掲げるもんだ。でもそれは理想とはいわないと思う。というより「妥協案」と呼んだほうが正しい。日本の女が付き合ったり結婚するのは99%が日本人の男であって、日本人の男に「欧米人やアニメキャラみたいになれ」といっても物理的に不可能だ、だから妥協案として東アジアの中でベストのルックスである韓国人アイドル・俳優を「理想」としているに過ぎない。人はどうあがいても手に入らないものを欲しがらないもんだ、たとえば「プリウスに乗りたい」とか「アルファードがほしい」って人がいるだろ、でも本当に乗りたいのはトヨタなんかじゃなくてベンツのSクラスとかランボルギーニとかなんだよ。でも現実的に、自分の収入からしてそんな車買えるわけがないから、無意識に理想を現実的に可能な範囲まで落としてプリウスアルファードに乗りたいとしているに過ぎないんだ。
しかし美容室は地獄だった。陽キャの空気に満ち満ちていて逃げ出したい思いをした。俺のようなきったないオッサンが行くところじゃないよなぁ。美容師もスーパー優勝さわやか男性で、俺にズイズイ話しかけてくるものだからあまりのプレッシャーに気でも狂いそうだった。でもまぁすごく丁寧に散髪してくれてビシッとまとまった頭にしてもらえて、えらいもんでコンビニで煙草を注文したらいったい何年振りなのか年齢確認をされたからな、よっぽど若返ったんじゃないのか。やっぱり髪を切るのなら美容室なのかな。かえって女はべつに理容室でもいいんじゃないかと思う。女の散髪って長い髪の先の方を切れば済むのにたいして、男の散髪って頭蓋骨のまわり、生え際にいたるまでの繊細な箇所を緻密に切る必要があるんだよ、ぜったい男の散髪のが難しいと思うな、俺は散髪したことがないので詳しいメカニズムは知らんのだけど。

死ぬほどモテない男ども集合

あまりの虚無に耐えられなくなりマッチングアプリに登録したが、いざメッセージをやりとりしてみると、やれ「金銭面の援助をしてくれる男性を探しています」とか、「お店で働いているので飲みに来てください」とか、つまるところ俺をエサにしようとする女のユーザーばかりで辟易した。そういえば過去にもとつぜん知らない番号から電話がかかってきて、出てみると女性で、何者なのかわからないまま話していると、だんだん楽しく会話できてきたところで、「ところでわたし宝石を売っているんですけど興味はありませんか」って…。俺はこーゆーやつとしか縁がないのか?もううんざりだ。というか俺はいい加減にあきらめたらどうなんだ、一生女に縁なんてないんだ。いいじゃないか、セックスなら風俗に行けばできる。古代のモテない男はきっと死ぬまで交尾にありつけなかっただろうけど、現代はセックスだけなら金さえ払えばできるんだから、なんていうか"つがいを探す"なんて原始的な行為にこだわらなくてもいいだろ。そりゃ、まぁ、好きな女性と楽しく会話するとか手をつなぐとか食事するとか、そういう幸福は味わえないけど、でも、ひょっとしたらさ、幻想なのかもしれないぜ、そういうの。街でカップルが手をつないでニコニコしながら話しててもさ、こいつの話つまんねーなとか、手が気持ち悪いだとか、はやくヤらせろよとか、そーゆーこと考えててストレスなのかもしれないぜ。俺はただ幻想を追いかけていただけで、リアルのところで女ってのは「金銭面の援助をさせよう」とか「店に来させて貢がせよう」とか「宝石を買わせよう」とか、採算度外視の純粋無垢ないわば猫と猫がじゃれあうような動物的な快楽の追及を目的とした繋がりを求める女なんてこの世にひとりとして存在していなくて本当は"利益"のことしか考えてないんじゃあないのか?だったらさ、もういいだろ、俺はただじゃれあいをしたかっただけなんだから。恋なんてものは最初から存在しなかったのさ。

???

なんか3日前にものすごいアクセスが来てた。たぶん1人がいろんな記事を読んでこれだけのアクセスになったんだろう、世の中にはよっぽど、俺よりヒマなやつがいるもんだ。

12日は草野球に行ってた。ひさしぶりによく運動した。おかげて全身が余すところなく、それこそ親指の付け根なんて細部にいたるまで痛い。しかも炎天下のもと2試合やったものだから、暑さに弱い俺にはつらいもので、ある種の修行だった。チームの人たちが持ってきていた塩分アメや冷却スプレーで体調を保ちながら、しまいには助っ人さんにアクエリアスを譲ってもらって、かろうじて倒れずに最後までゲームができた。それにしてもこの助っ人、俺がグラウンドに来たとたんに話しかけてきて、どうやら俺のことを知っている様子だったけど、いったい誰だったんだろう。まぁ俺は野球界ではいつも人気者だからな、小学生のときなんてヨソのチームの連中から「荒巻~」と手をふって声をかけられたことがある。スターすぎてみんなが僕のことを知ってしまっているようだ。しかしひさしぶりに野球に顔を出したというのに、2試合で7打数7安打とは、われながら天才だ。まあこれは、チームに2人とんでもなくバッティングのうまいやつがいて、彼らに「たのむからバッティングを教えてくれ」と懇願して手ほどきを受けて、ようやく実ったものなので、まぁなんにしたってね、わからんことは人に聞くのがいいよ、「ドラゴン桜」にも「東大生は問題を自分で解決しようとせずに人に聞く」みたいなくだりが描かれていただろ、自分だけで解決しようとするとどうしたって行き詰るものなんだ。結婚の相談はいくらしても誰も相手を紹介しちゃくれないがね。

草野球に復帰するという話

俺の所属している草野球チームに地雷というか厄介者が加わってからしばらく我慢していたけど、とうとう限界がきてそいつとはとても野球なんて出来ないということで草野球をしばらく休んでいたんだけど、なんでも俺がいない間チームの代表格の人間が動いて、何を言ったのか知らないがその厄介者がしばらく顔を出さなくなる運びとなったので、久しぶりに草野球に復帰することとなった。俺ひとりがそいつを嫌っているだけだったら単に俺がやめれば済む話なんだけど、どうやら俺以外にもまぁまぁ多くのチームメイトから煙たがられていたようなので、代表が動いたらしい。とはいえいつかはそいつがまたチームに復帰するであろうことを考えると、いっそのことやめてほしかったんだけどな、まぁ草野球でクビにするとか、そんな会社が解雇にするようなことはなかなかできないんでしょう。
急激に日雇いの仕事がもらえなくなった。はてさてどうするかな…。結局「絵描いて稼ぐんだー」とか言っておきながら1枚たりとも描いていないしな。われながら怠惰で最低だと思う。しかも最近なんてのは、怠惰な自分に対する憤りすら衰えてきた。もうこうなってしまっては人間もおしまいね。もうなにもかもどうでもいいですよ。自分がこんなにダメなくせに、他人への敵意や嫌悪感は日に日に増していくんです。どうやって生きていけばいいんですか?これ。最近「ルサンチマン」ていう漫画を読んでて、内容としては、ひたすら女にモテない主人公が、仮想現実の恋愛に逃げ込む、みたいな話なんだけど、その主人公に仮想現実を紹介した友達が「もう俺たちには仮想現実しかない、現実に希望はないんだ」みたいな発言をするんですけどね、僕もいよいよ現実では打つ手がないというか、途方にくれるしかないですよね。もうだめだ!みんな現実から逃げろ、この船はもう沈む!いますぐVRに逃げ込むんだ!

日に日に義務として課せられつつある絵を描くという行為

俺の好きなことってなんだろう。野球、麻雀、ゲームやまんが...おそらく、或いは、ひょっとすると、「好き」に含まれるものの中に「イラスト」がある。俺は特に若い頃、よくイラストを描いていた。稚拙ながらに描いていた。あのときは情熱があって、描くことがおもしろかった。だけど20代の半ばくらいから絵を描くことが苦痛に思われるようになって、いまでは1枚たりとも描いていない。だがいまでも「自分が好きなこと」について思案を巡らせると「イラスト」が浮かんでくる。なんの因果か俺と絵を描くことというのは切っても切れず、無意識ながらにずっと繋がっているようだ。
友達から5000円をもらった。もういまのバイトを続けたくない、ってボヤいていたらくれた。この金で元気を出せってことだろう。世の中の健康的な人達にはこの金を渡すという行為がピンとこないかもふしれない。「応援する」とか「寄り添ってあげる」とかそういう行為が正しいものと信じて疑わないだろう。だが俺の友達は知っている「金こそが真実」であることを。問題の解決も悩みの解決も結局のところ金の働きあってこそだ。俺はこの5000円以上のお返しをしようと考えているが、お金をもらったからお金で返すというのはいささか芸がない。いや、リアルを突き詰めると金で返すのが正着手なんですけど、やはりそこは遊び心というもので。金以外で5000円以上のお返しをするとなると、考えつくのはやはり「イラスト」だった。5000円以上の価値があるイラストを描いて渡そうと思った。俺が「あるいは好きなのかもしれない」リストの中で金を生み出せるのは結局「イラスト」だけだ。もはや「本当に好きなんだろうか?」とか「それで食っていけるのか?」とか迷っているヒマはない。どういうわけだか俺とは切っても切れないイラスト、これもなにかの巡り合わせか。描くことはすでに「義務」として俺に迫ってきている。この現実からは逃げられない、向き合うしかない。俺は絵で稼ごう。