内川獲ろうぜ

広島は内川を獲るべきだ。なんとなくそんな気がする。
蕁麻疹が出るようになったので、熱い風呂で汗を流すようにしています。蕁麻疹にかかったのは高校生のときだけど、そのころは地獄だった。症状が出ると、細い針で全身の皮膚の何百箇所をプスプスと刺されているような感覚になるのだ。しかも治す薬も無いし対症療法も無い。毎日必ず発症する。ウンコしてるときに発症したこともあるし、寝てる間に発症して目が覚めたこともある。どうしたらいいか分からないので、ネットで調べたら、熱い風呂に入って汗を大量に流す方法がいいとの情報を得た。しかし42度や43度の湯につかると、蕁麻疹が強めに出てしまい、入浴に耐えられないので、蕁麻疹の感覚を打ち消すほどの高温、45度に設定して入浴していた。それはもう熱いなんてもんじゃない。脚を入れるだけで飛び出したくなるほどで、痛いに近かった。しかし痛いくらいの高温でなければやはり、蕁麻疹のビリビリ感を打ち消せないのだ。激痛の風呂に飛び込んで悶絶しながら耐えていると、こんどはあまりの熱さに頭がクラクラした。それでも持ち込んだドリンクで水分を補給しながら、最低でも10分、長くて15分、毎日必ず入浴していた。汗の量は毎回凄まじくて、バスタオルで体をいくら拭いても全身が濡れたままで、下着はおろか寝間着ごとびしょびしょになっていた。体の負担があまりに大きいので、風呂を出たあと死ぬのではないかと思うほどクラクラして、友達に遺言らしきメールを送ったこともあった。いや、ほんとに死ぬかと思ったんです。そうして半月ほど耐えたら、症状が大幅に軽減された。うんことか寝るとか、日常生活のそういったレベルにまで支障をきたしていた蕁麻疹だったが、バイトくらいならできるようになった。まあ、そのバイトは2ヶ月で辞めちゃったんですけど、それはともかく、高温入浴によってようやく蕁麻疹の地獄から解放されたのだ。ピリッと軽い症状が出るときはあるけど、あまりにビリビリして真冬に冷水シャワーを浴びたり、膝から崩れ落ちたりするようなことは無くなった。完治することは無いので、いまでも軽い症状は出る。とくに冬場は出やすい。だから毎年この時期にはお湯を張って汗を流すようにしているんです。むかしの名残りみたいなものです。
ていうか、蕁麻疹にかかりさえしなかったら、ちゃんと受験勉強して大学に行けたんとちゃうかなぁ。蕁麻疹が出たら参考書読んでられる状態じゃないし、参考書開く前に蕁麻疹の治し方を調べる方が最優先だったもの。いや、ほんとあのとき病気さえしなかったら、まともな人生送れていたんじゃないのか?くそっ、いまいましい。そういえば、狩野英孝も俺と同じ、コリン性蕁麻疹を持っているらしい。この冗談みたいな名前、なおのこといまいましい。本当に苦しいのに、名前のせいで冗談だと思われてしまうのだ。俺と狩野英孝には小倉優子を半殺しにする権利があると思う。