深夜3時

夜更かししたついでに思ったことを書きます。
好きになった人のことってなんでも好きじゃないですか。たとえば好きな人が毛深くても毛ごと好きだし、好きな人のウンコだって好きだし。犬や猫はかわいいから何をやってもかわいいですよね、ウンコすらかわいい。嫌いなやつは何やっても腹立つでしょ。人ってその人に対して抱いてる印象のいかんによってその人のあらゆる言動への印象も追従すると思うんです。
それでこないだマッチングアプリで女と話をしていて、その最中にぼくが「アウシュビッツがどーのこーの」って発言したら、その女が「アウシュビッツってなんですか?」って…。世代や性別によって持ってる知識はそれぞれ違うけど、アウシュビッツを知らないって、なんかそれは、知識が無さすぎるにもほどがあるというか、そんなことある?と。アウシュビッツの知識もない人間とどうやって関わればいいんだろうとか、そんなこと考えて、いや、この人ムリだわー、と。信じらんねえ、と思って。たぶんぼくはぼくより頭の悪い人がダメなんでしょうね。
そこでなんですけど、もしぼくの好きな女性がある日「アウシュビッツってなに?」なんて発言をしたら、ぼくはその人を好きでいられるのかしら。お笑いタレントのヒロミは、すんごいバカなカミさんともう何十年と連れ添ってるじゃないですか。それってまずカミさんのことが好きなんですよ、でそのカミさんのバカなところも好きだったりかわいく思えたりするから、ずっと一緒にいられるんだろうな、と想像するんですけど、でもぼくはどうかな。好きな人がアウシュビッツを知らなかったら、その無知すら好きだと思えるかしら。たぶん、むりだ。その発言の瞬間に100年の恋も一瞬でさめるだろう。ユダヤ人虐殺が行われた強制収容所、って正解まではわかんなくても、せめて「あーなんだっけ聞いたことある…なんか戦争のときの…ドイツのなんか…」くらいであってはほしいよな。「アウシュビッツってなんですか?」これは絶対ダメだ。頭がおかしくなる。