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生きてるだけで偉い、なんてことあるわけない。そりゃ人間の寿命が50年だったり、疫病や戦争が絶えないような時代だったら、そりゃ生きてるだけでも大したものかもしれない。だが令和のこのご時世において生きることのハードルはずいぶん低くなった。国内で年間に2万から3万ほどの自殺者が出ていることを鑑みても、日本の人口からしたら割合としては低いほうで、やはり現代日本で生き延びることは難しくない。けっきょく、生きてるだけで偉いなんてのは、自殺を考える人へのからっぽな励ましのフレーズに過ぎない。しかも、からっぽゆえに自死希望者へはなにも響かない。ひっときだけ気を紛らわせる言葉にはなるけど、問題の解決にはいたらない。