草野球の走塁

私はもう草野球をはじめて5年にもなるが草野球においての走塁は目を見張る酷さがある。そこで今回は草野球の走塁の酷い実例を挙げて、野球の経験や知識はあるが草野球の実態は知らない人たちに笑っていただこう。

 

1.レフトゴロ

これから挙げる実例はすべて私の所属するチームで起こったものだが、最初に思い出すのはこれ。しかもバッターは左打ちである。左打ちのおじさんが華麗に逆方向へ流したのはいいが、レフトからのそんなに強烈でもない、まあ普通の送球によって一塁で殺された。学生野球ではまず見られない光景だ。

 

2.二、三塁の場面で左中間への深いフライでランナー全員飛び出てトリプルプレー

タイトルのままである。これは私がバッターだったのだが、芯でとらえた鋭い打球が左中間の深いところへ飛んでいって、よし、と思ったが、センターがいいポジショニングをとっていたので捕球されたが、確実に2人のランナーがタッチアップで進塁できるとおもいきや、2人とも飛び出していてアウトになりトリプルプレーをくらった。ちなみにこの2人はそれなりに長い野球経験がある。なにを学んだのだろう。

 

3.ポップフライが落ちるも走ってなくて一塁アウト

これはかなり頻繁にみる光景だ。私が子供のころポップフライを打ってガックリうなだれていると指導者の大人たちから「走らんか!!!」とめちゃくちゃ怒られたもので、すっかりどれだけしょぼい打球でも一塁まで走るクセが身についてるのだが、意外と怒られずに育った大人は多いらしい。そもそもポップフライがなぜ落ちるんだ…。

 

4.ピッチャーゴロでホーム突入

これは私がやらかした凡ミスである。いいわけのしようがない。

 

5.こける

毎日部活動なりでしっかり走ってる学生選手にはありえないが、毎日仕事で運動するひまのないおじさんが急にベースランニングをしようものなら足がもつれたりこけたりする。まあこれはろくに練習しないプロ野球選手にもいるけど。

 

6.ファーストゴロで二塁ランナー刺殺

ランナー二塁の場面でファーストゴロが転がり、二塁ランナーは三塁へ向かって走っていると、ファーストからサードへ送球がきて刺殺された。おそろしく遅い足。広島の松山ですらファーストゴロなら三塁は間に合うと思う。ちなみに彼はこけたこともある。おじさんかとおもいきや20代前半の若者である。将来有望だ。

 

7.三塁線を破るヒットで二塁ランナーが三塁を蹴ったところで一旦とまり、それからホームに向かうが余裕で刺殺

二塁ランナーが本塁生還をためらうヒットは三遊間、二遊間、一二塁間といった外野手正面のヒット、あるいは低いライナーでスタートが遅れた場合だが、三塁線を破った場合は問答無用でホーム突入するのがセオリーだが、うちのおじさんは三塁で一度止まり、レフトを振り返り、返球されたのを確認してからホームへ突入した。もちろん余裕のアウトでもはや自殺行為である。あんまり会話しない人なのでなぜそのような行為をとったのか聞いたことは無い。